タイトル : さんねん峠
作 : 李錦玉 (リ・クムオク)
絵 : 朴民宜 (パク・ミニ)
発行所 : 岩崎書店
1981.2.10
ページ数 : 27 ページ
大きさ : 25 x 21 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 昔話(朝鮮)
【キーワード】 長生き
【読み聞かせ時間】 7:30
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どんな本?
2009年度 光村図書(上巻)国語 3年生の教科書に載っています。
【内容】
春や秋には、特に美しい景色が広がる
さんねん峠には、古くからの言い伝えがありました。
「さんねん峠で転んだならば
三年きりしか 生きられぬ
長生きしたけりゃ 転ぶでないぞ」
ある秋の日、おじいさんが
さんねん峠を歩いていたとき
気を付けていたにも関わらず
石につまづいて転んでしまいました。
おじいさんは、急いで家に帰ると
あと3年しか生きれないと おいおい泣き、
その日から、布団にもぐりこみ病気に
なってしまいました。
病気を治すために、
お医者様にお薬をもらうのだが、
いっこうに良くなる気配がありません。
そんな、あるひのこと、
「もういちど、さんねん峠で転べば治る」
と 言う若者に出会いました。
(感想)
近隣国の朝鮮にも、四季があるのでしょうか。
着ているものは、チマチョゴリで異国風ですが、
自然の風景は、日本となんら変わりがありません。
おじいさんが、峠にさしかかり、
腰を下ろして、その時の景色を楽しむ、粋ですね。
でも、景色に見惚れて よそ見をすると
つまずく危険も…
そして、転べば古くからの言い伝えが…
なんて、意地悪な言い伝えなんでしょう。
『気は病から』
おじいさんは、言い伝えを信じきったばかりに
心の病にかかり、本当にねたきりになってしまいます。
医者には、見抜けなかったのでしょうか?
若いのに賢そうな青年が、真実の病のもとを見つけます。
おじいさんが、ころころと転がっていく様子は
リズム良く繰り返し、韻を踏んでいて、子供に
好評のシーンでした。
