2009年10月1日木曜日

14ひきのおつきみ

タイトル : 14ひきのおつきみ  
  作  : いわむら かずお
出版社 : 堂心社
        1988.6.25  
ページ数  : 32 ページ
 大きさ  : 27 x 19 cm 

【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】  ファンタジー
【キーワード】 月
【読み聞かせ時期】 秋・中秋の名月
【読み聞かせ時間】 4:30
 小学1年生に読み聞かせ・済

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どんな本?
【あらすじ】
くんちゃんが、ぐーい ぐい のぼっていく。
さっちゃん、ごうくんが、迎えにきて
くんちゃんを サンドイッチするように
見守りながら 3ひき はしごに のぼる。
どんどん昇っていく。
    
家族 みんなで おつきみの 準備。
夕日が 森を 空を 
真っ赤に染めている。
まんまる おつきさまが 顔を だしたよ。

(感想)
ゆったりと時が流れるような絵本。
14ひきのねずみの家族が
協力しあって、それぞれの仕事をしている。
この家族の優しい関わり合いは
見逃せない。
   
森には、カエルがいたり、
赤とんぼが飛んでいたり、
鳥たちが様子を伺いにきたり、
静かな‘動’がある。
自然があふれている。
    
森の葉の色は、
次第に変わっていき、
太陽の位置が
変わってきたことが分かる。
   
そして、真っ赤な夕焼け。
待ちに待った お月さま。
とっても きれいな まんまる お月さま。
   
おだんご、ごちそう、ススキを供えて、
『たくさんの みのりを ありがとう』
家族みんなで 感謝する心、
お月様を 愛でる 昔からの風習。
今、こんな風に ゆっくりできる
時間は あるのかしら。

ゆったりした気持ちで
中秋の名月を仰げたら
さぞかし、
優雅で 心地よい ひとときを
過ごせることだろう。

~1年生に読み聞かせ~
おつきみ会にて・・・
お話を知っている子が 多くて、
ちゃんと見てくれるかなと
心配しましたが、大丈夫でした。

「カエルどこにいる?」
と、絵を真剣に見ている子。
「山が もえる?」
言葉の表現の面白さに
気付いてくれた子も いました。