2009年10月8日木曜日

マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね


タイトル : マルチンと
       かぼちゃおばけの
        まほうのたね
 作 : イングリット・オストヘーレン
 絵 : クリスタ・ウンツナー
 訳 : ささき たづこ
 発行所 : あかね書房
        1999.5.25
ページ数 : 25ページ
 大きさ   : 30 x 22 cm 

【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】  ファンタジー・心
【キーワード】 かぼちゃ・まほう
【読み聞かせ時間】 11:30

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どんな本?
【あらすじ】
マルチンくんは、苦手なものが たくさんあります。
学校へ行くのも、いやで いやで たまりません。

そんなある日、夢の中で 妖精から 魔法の種をもらいます。
気に入らない相手に、この種を投げつければ
すぐに、かぼちゃおばけに なってしまう というのです。

魔法の種を 固く握り締めたまま、始まった一日。
マルチンは、いつ使おうか、今使おうか、
本当に危なくなったら、すぐに かぼちゃにできる。
ならば~
しだいに、マルチンくんの行動と心に変化が表れてきて・・・

(感想)
いじめられっ子のマルチンくんが もらった
魔法の種は、自信と勇気の種だった!?

いつも、ビクビクしていたけれども、
僕には、いざという時の秘密兵器(魔法の種)があると
思うことで、心に 余裕が出来たのでしょう。
余裕のある人間には、いじめっ子は手出ししにくいのでは
ないでしょうか?いじめっ子の心情を想像すると。

そうなると、好転していきます。
今まで、苦手で しかたがなかったものが、
なんでもないことだった。
些細な一つの自信が、次の自信に繋がり、クリアできると、
更に、自ら 一歩進んで挑戦出来るようになる。
最後のシーンは、マルチンくんの強い決断力と勇気!
小さな後姿が、かっこいいです。