タイトル : 野はらの音楽家
マヌエロ
作 : ドン・フリーマン
訳 : みはら いずみ
出版社 : あすなろ書房
2006.6.30
ページ数 : 32ページ
大きさ : 23.5 x 23.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 ファンタジー・友だち
【キーワード】 音楽
【読み聞かせ時期】 夏
【読み聞かせ時間】 11:00
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どんな本?
【内容】
夏、野外コンサートがあるたびに
耳を傾けていた かまきりのマヌエロは
自分も きれいな音を出したいと思いました。
そこで、コオロギのように羽を鳴らしてみよう。
でも、ちっとも音は鳴りません。
その様子を見ていたコオロギに無理だと言われるが
また、新たに楽器を作ろうと試みます。
諦めずに何度も、何度も、
いろんな楽器を作ってみますが、音は鳴りません。
マヌエロが諦めかけたときに、上のほうから
『元気をだして』と声が聞こえてきました。
声の主は、クモのデビー。
デビーは、一つの約束を守ってくれるなら、
楽器を作る手伝いをすると申し出ました。
(感想)
きれいな音を出すために、
考えて、工夫しているのに、音が出ない。
それだけでも悲しいのに、追い討ちをかけるように
周りの虫たちから、『無理』といわれてしまう。
でも、そんな言葉をかけられたところで、
マヌエロは諦めません。また、音作りに挑戦します。
それだけ、強い思いがあるからこそなのか?
何度も何度も挑戦して、それでも上手くいかなくて、
くじけそうになった時に現われて、応援したのは、
捕食関係にあるクモ。
種も大きさも違うけれども、同じ音楽を愛するもの同志、
心を一つにして作り上げた楽器は素晴らしい出来でした。
出来上がった楽器 チェロを弾くと、
『カマキリには無理』と言い放った虫たちも、
その音に聞き惚れて、マヌエロの側まで来ました。
一緒に歌を歌っています。
仲良くなれそうな雰囲気でしたが、演奏が終わり、
カマキリが手を伸ばすと、サッと逃げていってしまいました。
鋭いカマが怖いのでしょう。
でも、クモのデビーだけは、別です。ずっと側にいてくれます。
本当の友だちは、意外な姿で現われたようです。
