2009年10月24日土曜日

つきよのキャベツくん


タイトル : つきよのキャベツくん
  作      : 長 新太
発行所    : 文研出版
        2003.8.25 
ページ数 : 28ページ
  大きさ     : 26.4 x 21.4 cm

【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】  ユーモア
【キーワード】 食べ物・月
【読み聞かせ時間】 5:00

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どんな本?

【内容】
キャベツくんが、歩いていると
変なものが、近づいてきて
「わたしは トンカツであーる」と言った。

とんかつのいい香りに 誘われて
ブタヤマさんも やってきました。
ブタが まるごと トンカツに されているのを
見て、ブタヤマさんは、こわくなりました。
でも、食べたい気持ちもある ブタヤマさんは
「トンカツは、キャベツと一緒にたべるとうまいのだ」
と言い、キャベツくんは、ドキッとします。

(感想)
読み始めて、すぐに表紙のタイトルを確認しました。
だって、月が、登場しないのですもの…
ようやく、お月さまが出てくるのは、お話の後半になってから。

読み聞かせしながら、笑ってしまいました。
ブタが 丸ごと揚げられたトンカツが歩いてくる、
ありえないし ~
トンカツソースも、呼ばれてやってきて(呼ばれ方も面白い)
行儀良く、挨拶をすると、ちょっと こぼれてしまう。
ブタヤマさんも、キャベツくんも、ちょっと怖いけど、
いい香りがして食べたい。
お話できるトンカツ、さみしそうな表情もあるトンカツ。
誰かが、先に食べなきゃ食べれないみたい。
そのうち、細いお月さまが、あらわれて
慌てることになっちゃうのだけどね。
キャベツくんシリーズ、ならではのナンセンスワールド。