2009年10月6日火曜日

もりのかくれんぼう


タイトル : もりのかくれんぼう
  作  : 末吉 暁子
  絵  : 林 明子
出版社 : 偕成社
       1978.11
ページ数 : 40ページ
 大きさ   : 26 x 21 cm
                       51 cm (大型本あり)

【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】  ファンタジー・秋を感じる
【キーワード】 森・どうぶつ・かくれんぼ
【読み聞かせ時期】 秋
【読み聞かせ時間】 13:00

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どんな本?
【あらすじ】
公園からの帰り道、
一緒に歩いていたお兄ちゃんと、
はぐれてしまった ケイコちゃん。
心細くなって、歌を歌っていたら、
どこからともなく、声が聞こえた。
誰だろう?

かくれんぼう(森の妖精?)が あらわれて、
森の中で動物たちと
ケイコちゃんの大好きな かくれんぼう。
上手にかくれた動物たち
何匹、見つけられるかな?

(感想)
公園からの帰り道、
お兄ちゃんを追いかけ、真似をして
抜け道を 通り抜けると、そこには、
金色の景色が、どこまでも続いています。
綺麗な絵からは
森の心地よさ、温かさが伝わってきます。

この綺麗な森で、ケイコちゃんが出合った
‘かくれんぼう’は、森の妖精なのかしら。
遊びも、いたずらも 好きそうな感じ。
動物たちも、加わって みんなで かくれんぼう。
木の幹や節に合わせて、上手に 隠れています。
子供は、この かくれんぼうさがしを
食い入るように 見ては
「ここに、いるよ!」 と嬉しそうな表情。
お話も楽しめて、見つけるという楽しみもある。

親目線から見ると、このシーンも捨てがたい。
お兄ちゃんが、秘密の抜け道の垣根をくぐりぬけて、
先に行ってしまう・・・
でも、最後には、ちゃんとフォローがあるんです。
お兄ちゃんの ちょっと口は悪いが あったかい所、
いいところあるじゃん。やっぱり、お兄ちゃんって感じ。