タイトル : つきよのくじら
作 : 戸田 和代
絵 : 沢田 としき
発行所 : すずき出版
1999.9.10
ページ数 : 32ページ
大きさ : 26.3 x 21.3 cm
50 cm (大型本あり)
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 ファンタジー
【キーワード】 月・ 父
【読み聞かせ時間】 7:00
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どんな本?
【内容】
月夜の海で、くじらのぼうやが
お母さんくじらに月のことを聞きます。
「おつきさまって どれくらい おおきいの?」
すると、母さんくじらは、海に映る月を
ぐるっと廻って「そんなに大きくないみたい」
「じゃあ、お月様は どれくらい とおいの?」
お母さんくじらは 答えられず、
「おとうさんだったら 分かるのに」
父さんくじらは、過去にシャチに襲われて
そのまま、行方知らずになっていました。
くじらのぼうやは、その話を聞き
お父さんを探す旅にでます。
途中で、海の生き物たちに
偉大なくじらの話を聞きます。
ある日、くじらのぼうやが シャチに
襲われたとき、どこからか声が聞こえてきました。
その声のアドバイスどおりに逃げ切ります。
そして、くじらぼうやが出合ったのは…
(感想)
普段は、お母さんにいろいろ
教えてもらっているようですが
肝心なところや、いざというときは、
やはり、お父さんの出番なんですね。
父の偉大さが、この絵本の中にあります。
母だけでなく、他の生き物からも
すごいと言われた お父さんくじら。
ぼうやが聞いた声や、出合ったお父さんは
幻だったのか?
まるで、くじけた時に、自分とは何かを問いた
ライオンキングのワンシーンのようです。