2009年11月22日日曜日

とらとほしがき


タイトル : とらとほしがき
  作  : パク・ジェヒョン
  訳  : おおたけ きよみ
出版社 : 光村教育図書
        2006.11.22
ページ数 : 32ページ
 大きさ   : 29 x 23 cm


【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】  昔話(韓国)
【キーワード】 とら
【読み聞かせ時間】 8:00


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どんな本?

【内容】
むかし、山奥に大きな虎が住んでいました。
誰も、虎に はむかうものが いなかったので
自分こそ、この世の王であると思っていました。

ある日、虎は 食べるものを探して
山のふもとまで 降りて行きました。
そこで、牛小屋のある小さな家を見つけ、
牛を食べようと、近づいた時に
家の中の様子が聞こえてきました。

赤ん坊が泣いています。
『そんなに泣くと虎が来るわよ』
と言っても泣き止みません。
でも、『さあ、ほしがきよ』と言ったとたん、
赤ん坊の泣き声が、ピタリと止まりました。

虎は自分よりも、恐ろしいものがいると思い
怖くなって、急いで山へ帰ろうとしたときに
虎の背中に飛びついてくるものが…
もしや、これが 恐ろしい ほしがきか?

(感想)
虎は、赤ちゃんの泣き声によって、
干し柿を、自分より怖い生き物だと
勘違いするところが、
面白いところなんだけど…我が子は理解できているのか?
虎は、[赤ちゃんが泣き止まないと、恐ろしいものが来る]
脅かしている状態が続いていると思っている。
だから、干し柿は自分より怖い生き物と勘違いする。
しかし、うちの子は、[赤ちゃんを脅かしているから泣くのは当たり前、
大好きな食べ物が与えられれば、泣き止むのは当然]
と思っている。
ここを理解するのが……んんん~。