タイトル : さむがりやのねこ
作 : わたなべ ゆういち
出版社 : フレーベル館
1984.1
ページ数 : 28ページ
大きさ : 22 x 23 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 ファンタジー
【キーワード】 ねこ
【読み聞かせ時期】 冬
【読み気かせ時間】 6:00
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どんな本?
【内容】
北のくにに、とても さむがりな ねこが いました。
季節が、秋から冬へと 変わるにつれ
すこしずつ、衣服を身に まとうようになります。
それでも、寒がりな ねこは 暖かい南のくにに
いってみようと 思い立ち 歩きはじめました。
どんどん、歩いていくと 家の のきしたに
ようふくの いっぱい つまった かごが あります。
ちょうど、夜も 更けていたので
かごのなかで ひとねむりすることに しました。
夜中に 戸じまりを していた
その家のおばあさんが、かごを見つけて
せんたくするのを 忘れていたことを 思い出します。
ねこが いることも 知らずに、
洗濯機の中に ザブンと 入れて
かちんと スイッチを いれました。
ねこは、大声をあげましたが
おばあさんには 聞こえなかったようです。
そのまま、目をまわしてしまって…
(感想)
さむがりのねこが、どんどん着込んでいっても
寒くてしょうがなく、暖かい国を目指すのだが、
途中で大変な目に合いました。
このシーンは、絵も言葉も 面白くて
不謹慎ながら、笑ってしまいました。
ねこは、このとてつもない最悪の状況の中で
最高の寒さ対策を 見つけることが出来ました。
なんだか人生論につながりそうな…
どんな状況でも、あきらめないで
頑張ったらいいことが 待っているのかしら。
面白いだけの絵本じゃないような気がします。