タイトル : となかいは なぜ
サンタのそりをひく?
作 : モー・プライス
絵 : アツコ・モロズミ
訳 : 松野 正子
出版社 : 岩波書店
1994.11.1
ページ数 : 32ページ
大きさ : 32 x 25 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 クリスマス
【キーワード】 なぜ?となかい
【読み聞かせ時間】 8:00
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どんな本?
【内容】
ずっとむかし、
サンタクロースは 妖精のエルフィンと一緒に
クリスマスプレゼントを 走って くばっていました。
その為、プレゼントをくばりおえるのは、
クリスマスの朝に なんとか間に合うくらい。
年々、贈りものを届けるところは
増えてきています。
そうなると、プレゼントが配りきれない、
今年でプレゼントくばりは、おしまいだろう
と言う サンタクロースに
エルフィンは、あきらめないでと励まします。
そして、サンタクロースに立派なソリを作り上げます。
しかし、このソリを引っ張ってくれるものがいない。
そこで、動物たちに、そりひき仕事の広告を出しました。
たくさんの動物が集まり、
試しにソリをひいてみますが、うまくいきません。
夏も、秋も過ぎても、冬になっても
そりひきが決まらなかったのですが……
(感想)
クリスマス絵本の中でも、
こういう話は珍しいのではないでしょうか。
動物たちが、サンタのソリひきオーディションを
するところは、お正月の十二支の話を
思い浮かべてしまいました。
そして、この募集とは別件で、
サンタの扉を叩いたトナカイは……
仲間のために、助けをもとめ、
自らも、危険な谷底へ向かいます。
その勇気と感謝と真っすぐな心は、
まさに、喜びの日、クリスマスにぴったりです。
トナカイが選ばれたのは、
走りの良さだけではないのかも。