タイトル : しろいはうさぎ
文・絵 : クォン・ユンドク
訳 : チョン・ミヘ
出版社 : 福音館
2007.5.25
ページ数 : 36ページ
大きさ : 21 x 24 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 言葉遊び・韓国
【キーワード】 連想
【読み聞かせ時間】 2:00
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どんな本?
【内容】
韓国の最南端に位置する済州島(チェジュド)の人々に
唄い継がれてきた わらべ唄を もとに作られた絵本です。
くものすは しろい → しろいは うさぎ → うさぎは…
連想されるものを、つなげていって、
最後にたどり着く言葉は、あたたかい、
くすぐったいような ほんわか 心地良い言葉。
巻末の訳者による あとがきを読んだ後に
もう一度、絵をじっくり見ると、
その土地ならではの、日常にふれることが出来ます。
(感想)
かわいらしい絵で、韓国のわらべ唄を表したものと
さらさらと見ていたのですが、
巻末のあとがきを読むと、結構、奥の深い絵本なのかも。
島の生活力が、描かれた絵本でも あるのです。
あとがきを理解して、絵から読みとるのは、
低学年では、難しいかもしれません。
今は、言葉遊びを楽しんで、
また、大きくなってから、もう一度読み直すと、
新しい発見が出来る絵本だと思います。
(絵本にある不思議な言葉は?)
“シリドンドン コミドンドン”
”コミ” は クモのこと
”シリドンドン” は クモが糸にゆらりと、
ぶら下がっている様子を
表現した済州島の方言です。 あとがきより抜粋