2009年12月21日月曜日

やかましい!


タイトル : やかましい!
 文 : アン・マクガバン
 絵 : シムズ・タバック
 訳 : 木坂 涼
出版社 : フレーベル館
        2008.4
ページ数 : 48ページ
 大きさ    : 21 x 26 cm

【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】  繰り返し言葉
【キーワード】 博士・動物
【読み聞かせ時間】 9:00

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どんな本?

アメリカで、1967年9月に出版されたものです。

【内容】
小さな古い家に、
ひげもじゃのおじいさんが住んでいました。

ある日のことです。
おじいさんのベッドは きーきー いいました。
ゆかも みしみし なりました。
そとでは、かぜが ひゅんひゅん。
そこへ やかんが しゅー!

おじいさんは、やかましくて たまりません。
そこで、村一番の ものしり博士のところへ
相談に 行きました。

すると、博士は言いました。
「ウシと いっしょに くらすのだ」
おじいさんは、言われたとおりのことをしました。
しかし、まだ、やかましい。
もう一度、博士のところへ 相談にいくと…

(感想)
繰り返し出てくる 擬音語と
繰り返し出てくる 博士の言葉で、子どもは
次の言葉が想像できるのだろう。
ただ、このやかましさを 止める術を
博士が知っているのかどうか疑わしくなる。
そして、結末。
状況は変わっていなくても、
こころの持ち方一つ、感じ方一つで
こんなに変わることが出来ることを教えてくれます。

図書ボランティアの先輩から、
教えていただき、自分も読みたいと感じた絵本です。