
タイトル : 新版 はち
ふたもんあしながばちの一生
ぶん・え : 得田之久
発行所 : 福音館
2010.6.10
ページ数 : 32ページ
大きさ : 19 x 27 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 科学
【キーワード】 昆虫
【読み聞かせ時間】 6:30
Amazonで検索
どんな本?
(あとがきより)
この昆虫シリーズは40年ほど前に書き上げられた本です。
制作にあたっては資料集めに大変苦労しました。……
来る日も来る日もカメラを片手に野外に出掛け
2~3年観察を続けてから、何とか一冊の本にまとめると
いうことをしてきました。
文章も産卵、脱皮、羽化、交尾(交尾という言葉を子どもの本で
使用したのはこのシリーズが最初だと思います)等
どうしても 説明が難しいものはそのまま使うことにしました。……
新版の制作に際しては、より子どもたちに分かりやすいようにと
原稿に手を入れ、挿絵も何点か描きおこしました。
【内容】
冬を 過ごした
ふたもんあしながばちの女王ばちが
目を覚まして、飛び立ち、花を見つけ、
花の蜜で、体に栄養をつける。
それから、たったひとりで 巣作り。
巣ができると、すぐに卵を産み付ける。
なんにちかして、幼虫が産まれてくると
巣の掃除、幼虫の世話を
全部、女王ばち ひとりで。
女王ばちを 通してみる
ふたもんあしながばちの一生。
(感想)
あとがきにも書かれていましたが、
著者は、資料が少ない為、
自ら観察を続けたそうです。
その研究の成果は、
昆虫図鑑よりも、詳しく書かれている!?
表紙絵を見ても分かるように、
図鑑を見ているような精密さ、
羽の線一本一本、
触覚には細かく線が入っている所。
図鑑のように、標本のように真っ直ぐではなく、
動き、体のしなり具合が分かる絵。
そして、年間通しての説明文。
働き蜂が、気化熱を利用し、
巣におくる冷風を作り出す作業は、
素晴らしいの一言。
絵本ではなく、資料としても充分。
同シリーズは、5冊あり、『はち』の他に
『とんぼ』『かまきり』『かぶとむし』『ちょう』があるそうです。