
タイトル : 川はたまげたことだらけ
作 : 田島征三
発行所 : 学研
1997.10.4
ページ数 : 32ページ
大きさ : 28 x 23 cm
【おすすめ度】 ★★★★★【ジャンル】 ユーモア
【読み聞かせ時間】 6:30
Amazonで検索
どんな本?
【内容】
キフちゃんと トホくんと ねこのロンロンは、
お父さんと 一緒に 魚釣りに 出掛けました。
きれいな水が 流れている川に 着きました。
どんな魚がいるのかなぁ。
「カメ!メダカ!カッパ!」
キフちゃんと トホくんが 想像しています。
「カッパは、しりこだまをねらっているぞう。」
お父さんは こわいことを 言いました。
その時、大きな魚が はねました。
「あんな大きなのがいるんだ!」
お父さんは、張り切って 釣りはじめました。
すぐに 大きな 手ごたえが ありました。
3人+1匹で協力して
釣り上げると
でっかい さつまいもが 釣れました。
釣れた さつまいもを 料理して
おなか いっぱい 食べると
川の 向こう岸では 川エビが はねています。
3人+1匹は、川の中の石を つたって、
向こう岸に 渡っていきます。
お父さんは、リュックの荷物が重すぎて
川の中へ しりもちを つきそうになりました。
キフちゃんは軽々と。
トホくんは、おいもの食べすぎで、ノロノロ。
さいごの石から、岸までが離れています。
ちょうどいい具合に、何か浮かんできました。
それをつたって、 やっと……
「しりこだま、しりこだま」
トホくんの後ろで 変な声がします。
(感想)
面白い絵本。
読んでいる途中も面白いが、
読み終えた後も、すべての?が
しっくりと繋がって、また面白い。
見開きいっぱいに描かれた
大きな魚、大きなさつまいもは
とってもダイナミック!
一人では、釣り上げられそうもない。
「大きなカブ」のように皆で協力しなくては。
トホくんの食べすぎたさつまいもは、
川を渡るのには、少しキツかったようですが、
カッパが現れて、しりこだまが狙われた時は
超強力な武器に変換されて…(笑)
最後には、家族団らんの様子もあり、
ほのぼの、ワクワク、アッハッハと楽しめました。