
作 : 田中 清代
出版社 : アリス館
2009.4
ページ数 : 38ページ
大きさ : 29 x 21
フミオくんが、カレーライスを食べていると
『カリッ』
口の中で 音がした。
黒い粒、何だろう?
折り目正しく 真面目そうな お父さんが
分厚い本で調べてくれました。
‘カレーの種’ということが分かり、
早速、その種を植えて育てます。
植えたら、次に不思議な踊りを
踊らなくてはいけません。
これも、分厚い本に書いてあります。
それから、たっぷりお水をやって、
カレーの実がなるまで
成長を見届け・・・
葉っぱが お皿!
お花が 福神漬け!?
美味しいカレーライスは 実る(?)かな。
表紙のカレーライスの絵。
具が大きく、たくさん入っていて
とても、美味しそう。
カレーライスが、食べたくなります。
そのカレーライスに 種があるなんて(笑)
分厚い本を読みながら
真面目そうなお父さんは
育てる前の 儀式である踊りを 踊る。
なんとも 変な踊りと 歌。
誰が 踊るよりも、
真面目なお父さんの踊りが可笑しい。
どう読もうか?
この歌の部分は悩みましたね。
でも、お父さんの威厳と踊りのアンバランスさが、
カバーしてくれそうです。
棒読みでも、ちょっとふざけて楽しく読んでも
どちらでも OKかなと思いました。
さて、カレーの木ですが、
実の生り方が、面白い。
開けてびっくり、カレーライスの実。
こういうの
ドラえもんの秘密道具で見たことあるような~
やっぱり、カレーライスが食べたくなる絵本でした。