2009年9月11日金曜日

綱渡りの男

 タイトル : 綱渡りの男
   作   : モーディカイ・ガースティン
  出版社 : 小峰書店
         2005.8
 ページ数 : 34ページ
  大きさ   : 29x22cm

【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】  実話
【キーワード】 タワー・綱渡り
【読み聞かせ時期】 夏
【読み聞かせ時間】 9:00

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どんな本?
【あらすじ】
1974年の夏・・・ ワールドトレードセンター。
 無謀にも、建設中の双子のビルに 夜中忍び込み
、鋼鉄線を張り、 清々しい朝日が昇るころ
綱渡りをした者がいる。 実際にあった物語。

〔参考〕
ドキュメンタリー映画「Man on Wire」
2008年度アカデミー賞 最優秀ドキュメンタリー受賞作品

本 「マン・オン・ワイヤー」
フリップ・プティ著 畔柳和代訳 白楊社発行

(感想)
絵が素晴らしい。
臨場感あふれる絵は 足がすくみそうなくらいです。
綱渡りをする場面では、縦横1ページづつ
折り込み開き型になっており、
縦では高さを、横ではビル間の風を感じる絵。

この折り込みページは、読み聞かせの場合、
持ち手がブレないように持つ練習が必要かと
思います。

実際にあった話、
テロという悲惨な事故のあった場所。
だんだんとツインタワーの事を知らない年代に
なってきますが、伝えたいお話です。
夢の為に、死すら恐れない壮大なロマンの実話。

 また、高学年以上では、ページ数かなり多いですが
 実際に綱渡りをしたフィリップ・プティが書いた本
「マン・オン・ワイヤー」を紹介してもいいですね。

こちらの本も読んだのですが ・・・
かなり作戦は難航し、長い期間かけて計画を練った
絵本では伝えきれないことが満載です。
2001年9月11日アメリカ同時多発テロ発生。
高くそびえ立つタワーは、他にもあるが
双子のタワーで400m以上あるのは、 これが唯一だったのでは?