タイトル : きみがしらないひみつの三人
作 : ヘルメ・ハイネ
訳 : 天沼 春樹
出版社 : 徳間書店
2004.3.31
ページ数 : 24ページ
大きさ : 22.5 x 17.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 生死・心に沁みる
【キーワード】 生死
【読み聞かせ時間】 5:30
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どんな本?
【あらすじ】
きみが生まれて すぐにやってきたのは
あたま博士、ハートおばさん、胃袋おじさんの三人。
体の中では、三人が それぞれ持ち場に
入って働いています。
たまに、間違えてしまうこともあるけれど、
君を元気で健康でいるために ずぅ~っと、
ひそかに頑張っています。
きみが死んだ後も・・・
三人は、バラバラになってしまうけれども
君の為に、それぞれが働いていてくれます。
生きている間のこと、 死んだ後のことを
淡々と語っています。
(感想)
朝の読み聞かせには ちょっと重い内容でしょうか。
いい話なんですけど・・・
読み聞かせするかどうか迷いどころです。
難しい内容を あたま博士、ハートおばさん、胃袋おじさんの
三人で 擬人化して説明しているので、
すんなりと心に頭に入ってきます。
あたま博士は、記憶のカードを整理して・・・
時々、間違えて君にお化けを見せてしまう。
ハートおばさんは、 濡れた心を乾かしたり、
しわしわになってしまった心は
丁寧にアイロンをかけたり・・・
あ~そうだ! こんなことがあった。
時々、怖い夢を見るのは頭博士が間違えてるのか~
と子供は言ってました。
難しいお説法より、ずっと分かりやすい。
生きているときのこと、 死んだ後のことについて、
子どもに説明したいとき、 この本は、本当におすすめですし、
大人でも、十分満足できる絵本だと思います。
死・・・怖いイメージがなくなります。
この三人がいれば~ 死=終わりではないこと。
きみが ひとりではないこと。