2009年10月19日月曜日

どんぐりもりのおきゃくさん


タイトル : どんぐりもりの
        おきゃくさん
  作   : 香山 美子
 写真  : 飯山 茂樹ほか
発行所 : ひさかたチャイルド
        2009.8
ページ数 : 28ページ
 大きさ   : 21 x 24 cm

【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】  科学・動物・写真
【キーワード】 どんぐり・動物
【読み聞かせ時期】 秋
【読み聞かせ時間】 4:30

Amazonで検索
どんな本?

【内容】
写真と詩のような文。

秋になり、どんぐりもりの木々は
きれいに 色付いています。
地面には、たくさんのどんぐりが…
さっそく、おきゃくさんです。
森の奥から、やってきたのは
さる、りす、ねずみ……
たくさんの動物たちが
どんぐりを 食べに、探しにきます。
食べられなかった どんぐりは
小さな根や葉を だして
おおきな木になります。

(感想)
サルは昼間に、リスは太陽が昇る前に
どんぐりを探しに来ているのですね。
すばしっこい動物を、夜に これだけ
表情豊かに写真に収められる技術がすごい。
なかに、クマの写真もあったけど、
クマも どんぐりを食べるのかしら?
ネズミのように、どんぐりを丸ごと食べれないぐらい
小さな口と体の動物と、
おちょぼ口で食べれるくらい大きな動物。
大きさの対比も 見ていて面白い。

ページの隅には、大人用に詳しい説明書きが
書いてあります。それを、ゆっくり読むと
脂肪分が豊富に含まれているどんぐりは、
森にならなくてはいけない貴重な食べ物であり、
木のうろは、巣として利用できる
大切な木なのだと分かりました。


写真撮影は、飯村氏の他に
岩合写真事務所、ネイチャープロダクション、
松成由紀子氏が、写真提供しているそうです