タイトル : みるなのくら
再話 : おざわ としお
画 : 赤羽 末吉
発行所 : 福音館
1989.3.25
ページ数 : 36ページ
大きさ : 22 x 25 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 民話(日本)
【キーワード】 四季
【読み聞かせ時間】 6:00
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どんな本?
【内容】
貧しい若者が、山へ
たきぎを拾いに行きました。
すると、林の中から、
鶯の鳴き声が聴こえてきます。
若者は、美しい鳴き声に誘われて、
山奥へ入り込み、迷いこんでしまいました。
辺りは暗くなり、1軒の屋敷を見つけた若者は
そこで、一晩の宿をお願いしました。
その屋敷には、美しいあねさまが いて
見たことのないような ご馳走で
もてなしてくれました。
次の日、あねさまが用を足しにいくので
若者は、留守番をお願いされました。
ただし、十二の蔵の一から十一の蔵までは
見てもいいが、十二の蔵だけは、
見てはいけないと、言い残して出かけました。
(感想)
見るなと云われると、なぜか気になってしまう
そして、タブーの扉を開けて見てしまう、
世界各地で、よくあるようなお話のパターンですが、
四季折々で、様々な景色・様子が見られるのは
日本ならでは…
扉を開けるたびに、両端にある蔵の戸が
いい感じで、影になり、1枚のネガフイルムのように
絵を美しく際立たせています。