タイトル : また
よくばりすぎた ねこ
作 : さとう わきこ
出版社 : PHP研究所
1983.6.10
ページ数 : 32ページ
大きさ : 25.5 x 19.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 ユーモア
【キーワード】 ねこ・おばけ
【読み聞かせ時間】 3:30
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どんな本?
【内容】
ねこが、ぼうしをかぶろうとしたら、
ねずみにかじられて大きな穴が空いていました。
このぼうしは、もうかぶれないよ。
でも、いいことを考えたねこは
ぼうしに細工をして 森に出かけました。
「こうしていれば、とりが巣箱とまちがえるぞ」
しばらく、じっとしていると、鳥がやってきて
穴の空いたぼうしに、たまごを生んでいきました。
卵を一つ、得をしたねこは、また、いいことを考えます。
次の日、森に出かけて
すごい装置をしかけてきますが…
よくばりすぎると…ほらほら。
(感想)
巣箱が、たくさんあれば、
もっとたくさん卵が手に入るかも
卵をかえせば、おいしいお肉がたべられるかも…
その度に、作り出されるすごい装置。
卵を買う値段よりも、高くついただろう
その装置にかける意気込みは、
まさに、天才科学者ですね。
ねこは欲張って結果を期待しつつも、
なによりも、その過程を楽しんでいるようす。
ちょっと、おばけも出てきますが、
こんな可愛いおばけなら、怖がりな我が子でも大丈夫。
ホッと和んでしまう結末です。
文章→短めで読みやすかった。