タイトル : まほうのマフラー
作 : あまん きみこ
絵 : マイケル・グレイニエツ
出版社 : ポプラ社
2002.1
ページ数 : 32ページ
大きさ : 26.5 x 21.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 泣ける・心
【キーワード】 冬・お父さん
【読み聞かせ時間】 8:00
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どんな本?
【内容】
とうさんのマフラー。
「よく、にあうこと。」
お母さんに言われて、学校に行く。
しんしんと降る雪の中、
ぼくは、お父さんのマフラーをまいて歩くと、
いつもと同じ道が、違うみたいに感じる。
大きな黒い犬。
泣きそうになるのを、
マフラーを握り締めてこらえる月曜日。
ともだちと、おにごっこした火曜日。
かけっこが遅いから、
いつも、すぐつかまってしまうのに今日はちがう。
とうさんのマフラーをしているからかな。
ぼくが、父さんのマフラーを
しっかり巻いて過ごした1週間。
心の変化・成長が…
そして、季節も 冬から春へと…。
(感想)
読んでいて、胸が詰まりました。
お母さんの一言、近所のおばさんや先生、友達の言葉。
すべて短い声かけなのですが、あたたかい愛情を感じます。
ぼくが、愛されていることが、良く分かります。
また、ぼくが、しっかりしなくてはいけないという思いも
伝わってきます。
小さいのに、頑張らなきゃいけないという思いが。
高学年に、読み聞かせたいとも思いましたが、
読んでいる自分が、泣けてきそうで…
聞いている方はしらける恐れもあるな~。
読み聞かせするなら、感情を込めずに淡々と冷静にならなければ。