タイトル : しにがみと
おばあさん
作 : 鎌田 暢子
出版社 : 大日本図書
2007.9.20
ページ数 : 32ページ
大きさ : 26.2 x 21.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 生死
【キーワード】 死神、おばあさん
【読み聞かせ時間】 6:30
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どんな本?
【内容】
おばあさんが、畑の真ん中に
ひとりぼっちで 住んでいました。
畑を耕すのも、にわとりの世話も
全て一人で、しなければなりません。
おばあさんは、つい、こう言ってしまいました。
「なんで、としよりが いつまでも
働かなくちゃいけないんだ」
「あーあ いやだ。もう死んでしまいたい」
空で飛んでいた死神は、おばあさんの声を聞きました。
寿命を砂時計で見ると、少し残っていましたが、
「ちょっと早いが、つれていこう」
と おばあさんのそばに降りてきました。
ビックリしたのは、おばあさん。
とっさに、あれこれと理由をつけて、
死神に連れて行かれるのを、時間延ばしにします。
(感想)
死神がやってきて、小さなおばあさんはどうするの?
驚いて、オドオドしながらも、今、死ねない理由を
次々と言います。
死神も、律儀に おばあさんの言葉を受け入れて、
死ねない理由を、一つづつ片付けていきます。
立場的には、死神の方が上なのだろうけど、
おばあさんに 巧いように扱われている…人の方が怖い?
いえいえ、いざとなった時の力が凄いのか?
何はともあれ、どんなに辛くても、冗談でも、
いってはならない言葉があるってことでしょうか。