タイトル : スキーをはいた
ねこのヘンリー
文 : メリー・カルホーン
絵 : エリック・イングラハム
訳 : 猪熊 葉子
出版社 : リブリオ出版
2002.4.1 (復刊版)
ページ数 : 40ページ
大きさ : 26 x 20.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 ねこの冒険
【キーワード】 スキー・冬
※文章長め、家でゆっくり見る絵本
Amazon で検索
どんな本?
【内容】
ねこのヘンリーは、楽しい気分になると
うしろあしで 立ち、はずむように歩いたり、
ダンスをしたりすることが できます。
ある日、うちの人たちは、スキーをするため
山小屋へ出かけました。
もちろん、ヘンリーも一緒です。
男の子は、2本足で立つことの出来るヘンリーのために
手作りのスキーとストックを、その場でこしらえました。
ヘンリーに、はかせてみると…
嫌がって倒れてしまいました。
さすがのヘンリーも、スキーは無理だったようです。
次の日、うちの人たちは かえりじたくを はじめました。
ヘンリーは、車の後ろのかごの中に乗っています。
もうすぐ、車が発車しようとしている時に、
ヘンリーは、大切なおもちゃのねずみを
忘れていた事を思い出しました。
急いで、取りに行って、ねずみをくわえて戻ったとき、
ちょうど、自動車が 動きはじめました。
ヘンリーは、大声で鳴きましたが、気づいてもらえません。
あたりいちめん、雪の中、とりのこされたヘンリーは、
もう一度、家族に会えることが出来るのでしょうか?
家に、帰ることができるのでしょうか?
(感想)
寒い冬、雪の降る季節に、
手にとって読んでみたい絵本です。
ヘンリーが、おいてきぼりを喰らってからは、
勇気、行動力、賢さの3つが光ります。
寒い雪の中には、冬眠していない
ヘンリーよりも体の大きな動物もいます。
獰猛な動物もいます。
しかも、雪山ですので、寒い。雪も降る。
下手に動いたら、遭難するのでは?
ハラハラドキドキしながら、
先のページを早く早くと、めくって読みました。