2010年2月2日火曜日

こすずめのぼうけん

タイトル : こすずめのぼうけん
 作 : ルース・エインワース
 訳 : 石井 桃子
 画 : 堀内 誠一
出版社 : 福音館
        1976.4.1
ページ数 : 32ページ
 大きさ   : 20 x 27 cm

【おすすめ度】 ★★★★★
【キーワード】 冒険
【読み聞かせ時間】 9:00

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どんな本?

【内容】
こすずめが、おかあさんから
飛び方を教えてもらっています。
『石垣の上まで行ったら、
 今日のおけいこは おしまい』

こすずめは、胸をそらせ、飛びたちました。
飛ぶのは、とても おもしろいことだと思い
約束の石垣を超えて、もっと遠くまで
飛び続けました。

初めのうちは、良かったのですが、
すこしづつ、羽が痛くなり、頭まで痛くなってきました。
どこかで、止まって休まなければなりません。

木のてっぺんに、鳥の巣が見えます。
ここで、休ませてもらおうと、お願いするも、
鳴き方が違う、仲間じゃないと言われ
追い出されてしまいます。
休みたいのに、休めれない…

こすずめは、無事、
自分の巣に戻ることが出来るのでしょうか。

(感想)
親すずめの気持ちと、こすずめの気持ち。
まるで、子育て中の自分に 似ているみたい。
子どもの力量を勝手に推測して、押し付けて、
それ以上は、危ないからor疲れるからって
前もって、言葉で教えてしまう。(あまり、良くないよね)
でも、子どもの気持ちは、どうだろう?
後先のことを考えないで、
とつい自分中心で考えてしまいますが
本当は、もっと出来るから、見て見て!すごいでしょ!
って思って頑張ってるのかも…。

親すずめの偉いところは、
『だから、いったでしょ!』などと怒らないところ。
その点は、見習わなきゃいけないところ。

子にとって、お母さんの存在とは?
お母さんの 子に対する 思いとは?
親子で 読んでほしい 絵本です。