タイトル : まいったなあ
作 : いもとようこ
出版社 : 至光社
2002
ページ数 : 25ページ
大きさ : 25 x 25 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 友だち
【キーワード】 鳥
【読み聞かせ時間】 3:00
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どんな本?
【内容】
ぼくは、インコ。
うとうと 昼寝をしていると
一羽のすずめが やってきた。
ちゃっかり、えさを 食べている。
『ゆっくり、たべな』
『ごちそうさまでした』
すずめは おじぎをして 帰っていった。
次の日、すずめは 友だちを連れて来た。
その次の日、友だちの友だちも連れて来た。
そのうち・・・・
かごの中は、ピイチク、パアチク、ピイ、パア…
もう、がまん できない!
(感想)
いつも一人ぼっちのインコにとっては、
思いがけない来客は、嬉しかったのでしょう。
自由に動けまわれるすずめたちから聞くお話は
とても、楽しかったに違いありません。
すずめが来訪した時、
視線は しっかり インコの方を見ています。
インコの表情は分かりませんが、喜んでいるようです。
しかし、数が増えるにつれて、あれ?
来訪時に、そっぽを向いている すずめが数羽います。
そして、騒いで、かごの中を 荒らして。
インコに 会いにきたの?
ごちそうを 食べに来ただけ?
何しに来たの?
大らかなインコも、堪忍袋の尾が切れました。
『親しき仲にも 礼儀あり』
本音を言えば、
ずっと、仲の良い友だちで いたいんだろうな。