2010年2月11日木曜日

たろうのともだち

タイトル : たろうのともだち
  作  : 村山 桂子
  絵  : 堀内 誠一
出版社 : 福音館
        1977.4.1
ページ数 : 28ページ
 大きさ   : 20 x 27 cm

【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】  友だち
【キーワード】 けらい
【読み聞かせ時間】 7:00

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どんな本?

【内容】
こおろぎが 庭を さんぽしていました。
「ひとりぼっちじゃ つまんないなあ」

しばらく、歩いていくと ひよこに 会いました。
こおろぎは、ひよこに あいさつをしましたが、
ひよこは ごきげん斜め、
「ぼくの けらいに なれ」
ひよこは、こおろぎに 言いました。

ひよこと けらいのこおろぎが 歩いていくと
今度は、機嫌の悪い ねこに 会いました。
「ぼくの けらいに なるんだぞ」
ひよこと こおろぎは ねこの けらいに なりました。

次は、機嫌の悪い 犬に会い、同じように…
でも、最後に 会った たろうは、
きっぱりと こう 言いました。
「けらいなんて、ぼく いやだ!」

(感想)
一人が嫌で、一緒に いたいがために
家来になるなんて、なんだか おかしいです。
きっと、ちっとも 楽しくないのでは?
たろうくんのように、時には、断る勇気も必要です。
同意するよりも、強い力が要ります。
家来より、友だち。
同じ目線で、遊ぶ方が楽しいです。
当たり前だけど、難しいこと?
誰かを家来にしていないかな。
誰かの家来になっていないかな。