タイトル : ぬ~く ぬく
作 : 飯野 和好
絵 : 山本 孝
出版社 : 農文協
2007.3.31
ページ数 : 28ページ
大きさ : 25.0 x 22.5 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 食べ物
【キーワード】 干す
【読み聞かせ時期】 秋
【読み聞かせ時間】 7:30
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どんな本?
【内容】
おだやかな 秋の陽を あびながら
お寺の境内で 干されている
だいこんと さつまいもが お話をしています。
ほしいもさん あんたぁ、なんして
そう ひらべったぁ 切られて 干されとるん?
あんたこそ、そこで ぶらぶら しちょるが
手も くわえられんで…
そこへ お寺のおしょうさんと
一人娘の ちかちゃんが 帰ってきた。
ちかは、大きくなったら…という会話が
干しだいこんと 干しいもの耳に届いた。
おしょうさんと ちかちゃんが 行ってしまうと
また、会話が はじまります。
ちかちゃんも これから なんや変わるんじゃのう
で、あんたは これから どうなるん?
(感想)
秋に 読みたい食育絵本です。
でも、食育というほど
堅苦しい絵本ではありません。
そこが、いいんです。
難しいより、面白いと感じた方が、
脳にスーッと吸収されると思うんです。
表情豊かな干しだいこんと 干しいも。
掛け合い漫才みたいな 会話は結構、辛口。
「今は、色白じゃが、
まっ黄色い沢庵になるんじゃろ~」とか。
それを、甘くさせる要因は、
独特の方言と、ぬ~くぬく の 秋の太陽。
おいしいお茶と 干しいもが 食べたくなりました。