タイトル : ぜったい
たべないからね
チャーリーとローラのおはなし
作 : ローレン・チャイルド
訳 : 木坂 涼
出版社 : フレーベル館
2002.1
ページ数 : 32ページ
大きさ : 28 x 26 cm
【おすすめ度】 ★★★★★
【ジャンル】 ユーモア
【キーワード】 食べ物・兄妹
【読み書かせ時間】 7:00
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どんな本?
【内容】
ぼくの妹は、まだ 小さくて 手のかかる やつなんだ。
パパとママは、
「妹の面倒を見て」とか 「ごはんを食べさせておいてね」
なんて、簡単に言って 出かけてしまう。
でも、それって大変なんだ。
なぜなら、妹は 好き嫌いが はげしいから。
妹は 夕食のテーブルにつくと、こう言った。
「まめ、にんじん、じゃがいも、きのこ、スパゲティ、たまご
ソーセージ、カリフラワー、キャベツ、煮豆、バナナ…
それから、れいのトマト!ぜったい、たべないからね」
「それは よかった」とおにいちゃんは返事をした。
今日は、妹の嫌いな食べ物は ないよとも言う。
だけど、嫌いな にんじんが 置いてある。
どうして、嫌いなにんじんが置いてあるのか
妹が お兄ちゃんに聞くと
「ああ、それはね、にんじんに見えるかもしれないが
はるばる木星から 届いた“えだみかん”だよ」
おにいちゃんの言葉に、妹は 一口食べてみる気になりました。
(感想)
お兄ちゃんの作戦に脱帽。頭いいです。
ただの人参が、なんとも魅力的な食べ物に
変身してしまう言葉のマジック。
ただ、体にいいから、
カロチンが…ビタミンが…と言うよりも
効果あり、ですね。
最後の妹からの発言は、兄もビックリした様子。
愛情+遊び心一杯の兄妹の会話に 我が子の食欲が
刺激されますように。(少食なんです)