2010年4月20日火曜日

かっこわるいよ!だいふくくん

タイトル : かっこわるいよ!
        だいふくくん
 絵と文 : 宇治 勲
 出版社 : PHP研究所
         2005.5.6
ページ数 : 32ページ
 大きさ   : 23 x 23 cm


【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】  仲間・友だち
【キーワード】 和菓子
【読み聞かせ時間】 6:30



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どんな本?

【内容】
静まり返った よるの 商店街、
和菓子屋さんから 声がします。

「かっこわるいよ!だいふくくん」
水まんじゅうが いいました。
「かっこわるいよ!だいふくくん」
かしわもちが いいました。
「かっこわるいよ!だいふくくん」
外国産まれのコンペイトーが いいました。

和菓子たちは、ただただ 自慢がしたいから
とても 優しい だいふくくんを
おもしろ おかしく からかいます。
夢中に なって からかいます。

でもね、誰かが 見ています。

突然 ねずみが あらわれて
和菓子たちを 襲いはじめました。
狙われたのは、おはなのおかし、
絶体絶命です。

その時、だいふくくんが 飛び込んできました。
とても やさしい だいふくくんは
大事な 仲間を たすけるために
勇気を 出して たたかいました。

(感想)
和菓子屋さんに 並ぶ 和菓子たちは、
見た目のかっこよさ、可愛さを自慢しあっている。
そして、見た目の悪い だいふくくんを からかっている。
どこかで、こんな風景を見ませんか。
そうだとしたら、何か感じてください。気付いてください。
そんなメッセージが あるのかな?

本当のかっこよさとは、何だろう。
見えないところに、光るものがある。
それを、とても分かりやすく描いている。
ただ、結末が 切ないので、朝の読み聞かせに向くかどうか…
でも、子供たちに教えてあげたい1冊だなぁ。