タイトル : ひみつだから!
ぶん・え : ジョン・バーニンガム
やく : 福本 友美子
発行所 : 岩崎書店
2010.2.26
ページ数 : 41ページ
大きさ : 30 x 26 cm
【おすすめ度】 ★★★★☆
【ジャンル】 ファンタジー
【キーワード】 ねこ
【読み聞かせ時間】 7:00
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どんな本?
【あらすじ】
マリー・エレインのうちには、
マルコム という ねこが いました。
毎晩、外に 出かけ、
朝になると、帰ってきます。
昼間は、ずっと 寝ています。
「ねこって、よるになると どこへ いくのかな?」
と、マリー・エレイン。
夏の夕方、マリー・エレインは
すっかり おめかしして 帽子までかぶった
マルコムに 会いました。
「どうしたの、そんなかっこうをして、どこいくの?」
「パーティへ行くんだよ」 と マルコムは いいました。
「でも、どこかは いえない。ひみつだから」
「誰にも いわないから つれてって」 と マリー・エレイン。
さぁ、どこへ 連れて行って くれるのかな?
(感想)
夢あふれるファンタジーのお話で、
さぁーっと、絵本の世界に入り込んでしまいました。
不思議の国のアリスのような場面、
ミュージカルで 有名な「キャッツ」の
ワンシーンを 思い起こすような場面。
‘ひみつ’の世界を体験する子どもたち。
どうして、子どもたちが、小さくなるか?
説明なんて、いちいち要らないんですよね。
文も読み、絵も見ながら、
情報はたくさん与えてくれてるはずなのに、
それぞれの感性で想像する余地を残しておける
絵本の書き方に、惚れ惚れしてしまいました。
2010年2月発売のこの絵本、
今年上映の「不思議の国のアリス」
「コララインとボタンの魔女」といい、
今年は、何かと「不思議な世界」が目に付きます。