2010年6月9日水曜日

じごくのラーメンや

タイトル : じごくのラーメンや
 作 : 苅田 澄子
 絵 : 西村 繁男
発行所 : 教育画劇
        2010.4
ページ数 : 32ページ
 大きさ   : 26.5 x 19 cm

【おすすめ度】 ★★★☆☆
【ジャンル】  食べ物
【キーワード】 えんまさま
【読み聞かせ時間】 6:30

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どんな本?

【内容】
じごくって しってる?
じごくの 人間たちは、毎日、ためいき。
「あーあ、天国へいってみたいなあ」
「おいしい お菓子が いっぱいあるんだって」
「ここには なんにも ないね」

じごくの えんまさまは かんかんに 怒った。
「だいすきな ラーメンをつくろう」
「じごくに ぴったり からーい からーい ラーメンじゃあ」

からーい からーい ラーメンを 全部食べたら
天国へ行けるって…
えんま軒の からーい からーい ラーメンは
大人気に!

からーい においは 天国にも 届いて
天国の ほとけさまが 地獄に 訪れた。
全部食べたら、なんでも  いうことを 聞くと
約束した えんまさま。

さてはて、ほとけさまの願いとは…
こわくない 笑える地獄絵本、ここにあり。

(感想)
とっても楽しい絵本なのだけど、気になるところが一箇所。
「たべたら ごほうび くれますか」
駆け引きのようなこの言葉は、どうかと…
最近、「宿題したら~頑張ったら~カード買って!」
とねだる我が子には、読み聞かせできないなぁ。
その他は、怖い顔をしたえんまさまが、
意外にも、子どものようにムキになったり、
張り切って、頑張っている笑顔を見せたり、
最後のオチも、にんまりできる、面白い絵本でした。