2010年9月1日水曜日

ひみつのばしょ


タイトル : ひみつのばしょ
  作  : ひがし ちから
発行所 : PHP研究所
        2010.7.20
ページ数 : 32ページ
 大きさ  : 25.5 x 19.5 cm

【おすすめ度】 ★★★☆☆
【ジャンル】  ファンタジー
【キーワード】 公園・動物
【読み聞かせ時間】 6:00

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どんな本?


【内容】
さやちゃんが 公園で 遊んでいると、
横に あなが あいている
ふしぎな しげみを 見つけました。
「なんだろう?」
はっぱの中に 入ってみることに しました。

「わぁ!すてきな ばしょ」
頭上の はっぱの間から 射しこむ 木漏れ日。
大きな木の 根元には、座れるばしょがある。
横の はっぱの 隙間からは、そとのようすが
よく 見えます。

じーっと見ていると、
小鳥が 羽を 休めにやってきた。
そこへ、みけねこが…
はっぱの そとから、
だれかが のぞいています。

「さやちゃん、そんなところで なにしているの?」
「きょうは、ずっと ここに いるって きめたの」

「おなかが すいたら どうするの?」
「そんなのへいき」
「ここには おいしい 木の実や、
 果物が たくさんできるの。」
「ねむくなったら どうするの?」

どんどん お話してくれる さやちゃんの所に
たくさんの 動物達が 集まってきました。

(感想)
トトロのメイちゃんにそっくり。
小さな茂みの横穴に、入れるくらいの子ども。
絵本の中でも、トトロのように夢のような世界と
つながってはいないのでしょうけど、
それは、さやちゃんの想像力によって、
素晴らしい「ひみつのばしょ」に
どんどん変わっていきます。
くまさんの問いかけに 答えるたびに
刻々と変わっていく景色、 集まってくる動物達。

時間が、たっぷりある子どもの時に、
考えたり、想像したりする力を
伸ばす大切さを感じました。
想像して、考える力は、習って教えられて
鍛えられるものではありません。
仕事を、している方曰く、
アイデアが、考え想像する力が、欲しいそう。